イベントは異次元空間との、出会い。とも言えます。
特に、博覧会には、様々な異次元があります。
何年も、準備された様々な展示やアトラクション。
夢との遭遇と言えます。
太陽の塔は、今だ万博公園で異彩を放っています。40年近く経っても、今もなお。
そんな夢の空間を大切に守るのも、我々裏方スタッフの責務です。
暑い夏のある日、テレビ局のクルーと、トラブルがありました。
キャラクターの着ぐるみを脱ぐシーンをニュースとして、取り上げたい、という取材です。
観点は、「猛暑を伝える映像」です。
でも、キャラクター着ぐるみの中を人目にさらすことはできません。
子供たちの夢を壊すことになります。
たかが、着ぐるみという彼らの視点と、小さくても夢を育んでいる着ぐるみスタッフの視点の違い。
日常と、非日常の架け橋を忘れたくないものです。