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2009年9月アーカイブ

様々な視点から、イベントの裏側をご紹介したいと、思いますが。

マスコミ対策も、パビリオン運営では欠かせません。

いかに、他のパビリオンよりも、取り上げていただくか・・・・
この辺りは、広報担当の方の腕の見せ所です。

私たち催事担当も、いかにタイムリーなイベントを実施するか、は課題でした。

やはり、183日間の長期なので、季節感ははずせません。


オープン時には、お花畑の造作物から、シャボン玉を飛ばしました。
七夕のタイミングは、織り姫と彦星のコスチュームのお琴アンサンブル。
真夏の氷刻パフォーマンス。お客さんの目の前で、氷の塊を、当パビリオンの、キャラクターに仕上げるパフォーマンスです。

また、キャラクターの着ぐるみショーも人気イベントの一つです。
握手したり、一緒に写真を撮ったり、バッチにしてプレゼントしたり・・・

お待ちいただいているお客様には満足いただけたと、思います。
また、取材いただいた、テレビラジオ、雑誌の方々にも、取り上げていただき、感謝です。

ただ、時折誤解の中から、トラブルが起こることもたびたびです。



長期間の博覧会での、思い出は尽きないですが・・・・

やはり、昼、晩の食事は気になるところです。

現場にいると何が起こるかわかりません、なのでお弁当が支給されることが、ほとんどです。


でも・・・・・・・


何日も、何食も、お弁当は、結構キツいですね。

揚げ物が多くなるのは仕方がないですが・・・・



なので、時折、自腹をきって、会場のおいしいものを食べるのも、大いなる楽しみですね。
それぐらい、余裕のある現場にしたいものです。(笑)
博覧会のように、大きなイベントだけではなく、私たちが携わるイベントには、役割分担があります。というより、様々なセクションのスタッフの方々との協力体制は不可欠です。

とりわけ、コンパニオンというポジションは、直接お客様のお世話をします。

自分自身のポジションだけではなく、そこに来られるお客様の様々なリクエストに対応しなければなりません。
パビリオンの顔として、とても重要な役割を担っています。
なので、世間の皆さんが思われている程、華やかな仕事ではありません。

マナーや、接待などの講習、立ち居振る舞いの練習、発声練習など、博覧会のコンパニオンさんは、本番までに様々な訓練をおこないます。
決して、簡単なことではありません。

華やかなイベントの裏に、様々な裏方さんが、パビリオンを支えています。
私の勤務(?)していた、パビリオンには、結構当時人気パビリオンでした。
あらためて、当時の出展記録を見てみると・・・・


このパビリオンのメインは何と言っても、
世界初の屋内体感型ウォーターショー。水と光のオーケストラ「ウォーターディスコ」です。
ロボットコンダクターの指揮に水と光そして炎のショー。
水が踊り、光が舞う、このショーは何度見ても感動するショーでした。

そして、当パビリオンの最大の華は、70名におよぶ、コンパニオンの皆さんです。
各参加企業からの出向の方を含め、パビリオン運営を支えていました。
コシノヒロコさんデザインのコスチュームが、彼女たちをますます輝かせるものになりました。


本当に、大きなイベントには、多くの方々の支えがあったことも事実です。
私の、お気に入り芝居のひとつ。
劇団P・T企画さんの、ミステリー芝居が10月に。
詳しくは、下記アドレスへ。
http://www.pt-kikaku.com/


有栖川有栖原作の「動物園の暗号」
名探偵 火村英生がどんな推理をするのか・・・・楽しみです。

満席の日もあるようなので、お早めに!
40の企業体の大輪会。
なので、

企業の日を会期中設定し、各参加企業のイベントをパビリオン外の、庭園スペースで実施することになりました。
これは、当パビリオンに入館いただくのに、待っていただいているお客様への、サービスイベントでもあります。
暑い中、整理券を求め、また整理券を持って待っていただいている、沢山のお客様に、少しでも、退屈しない、また、季節の感じていただける様々なイベントを企画しました。

とりわけ、人気だったのは、真夏に配る、某飲料メーカーの冷たい飲み物サービスです。
入口付近で入館者の皆さんに、コンパニオンや、事務局員、我々イベントスタッフが、一丸となって、配りました。
「暑い中、お並びいただき、当パビリオンにお越しいただきありがとうございました。」
本当に、感謝の連続です。


また、「企業の日イベント」とは、別枠で事務局主催のイベントも実施しました。
8月1日の「水の日」に実施した、氷刻パフォーマンスは、数多くのプレスにも取り上げていただき、少しでも、涼感を味わっていただいたのでないでしょうか。


183日間、ほぼ毎日、庭園スペースでイベントを実施しました。

仕込みと撤去と、本番。
そしてその間に、打ち合せ・・・・・
目の回る日々が、続きました。
eventdo-mu2.JPG




お世話になっている京セラ大阪ドームでの、イベント情報です。

チョット、私も時間つくって、行ってみようっと。





〔イベント概要〕
イベント名  一日で巡るお遍路さん
         『四国八十八ヶ所お砂踏みin京セラドーム大阪』

概要     四国八十八ヶ所のお砂踏み、掛軸の展示、写真展、四国物産品の販売
場所     京セラドーム大阪 9階 スカイホール (全周)
開催日時  2009年10月20日(火)〜25日(日)
        10:00〜17:00 (最終入場 16:00)
入場料    前売券 900円(当日券:1,000円 / 小学生以下、無料)

お砂踏みとは・・・
四国八十八ヶ所のお寺は、四国四県の風光明媚な山河に囲まれた場所に点在しています。
その八十八ヶ所全てのお寺を巡り結願成就を願う旅を「お遍路さんの旅」といいます。
お砂踏みとは、実際に旅に出られない方のため、各寺院のご本尊をお祀りし、各寺院より頂戴
したお砂を敷き、それらを踏みながらお参りしていただくことにより、一日でお遍路さんの旅を体験
していただくものです。?



国際花と緑の博覧会、略称 花の万博EXPO'90は
1990年4月1日〜9月30日の183日間
大阪の鶴見緑地にて、「自然と人間の共生」をテーマに開催されました。

私は、
大輪会水のファンタジアムという、関西で生まれた企業40社のグループ"大輪会"が出展したパビリオンでお世話になりました。

催事ディレクターとして、
本番だけではなく、事前準備から、事務局員として、熱くそして長い日々を過ごしました。
その後、バブル絶頂期。
各地で、地方博含めて様々な博覧会が開催されました。

天王寺博覧会(大阪市1987年)
瀬戸大橋架橋記念博覧会(香川県坂出市、岡山県倉敷市1988年)
ならシルクロード博覧会(奈良市1988年)
アジア太平洋博覧会(福岡市1989年)
横浜博覧会(横浜市1989年)
姫路シロトピア博(兵庫県姫路市1989年)
海と島の博覧会(広島市1989年)
世界デザイン博覧会(名古屋市1989年)


その他の地域でも同様な博覧会が開催されていました。
まさに博覧会の百花繚乱状態でした。

そして、バブル崩壊前の最後の国際博

国際花と緑の博覧会(1990年)が大阪鶴見緑地で開催されました。








私が、仕事で、博覧会との関わったのは、

1985年淡路島で開催された、「くにうみの祭典・淡路愛ランド博」が最初でした。
徳島県と、淡路島を結ぶ"大鳴門橋"開通記念でおこなわれた、イベントです。

もともと、関西方面からは、海水浴などで、にぎわっていた島です。今のように、当然明石海峡大橋もない時代ですから、フェリーで渡ります。必ず、夏は待ち時間が何時間とあった時代です。

そんな時代に、開催されたイベントに、集客を図る仕掛けを、関西地区でおこなってました。
大鳴門橋ウォーキングイベントや、船上でのラジオ公開放送や、船上パーティツアーなど。

ひとつの大きなイベントがあると、それに便乗して様々な併催イベントが企画されます。


博覧会は、インフラ整備とともに、雇用促進の側面もあります。ヒトが動くと、経済が活性化される、そんなプラス面とともに、また様々なマイナス面もあるは確かです。
博覧会の歴史をひも解くと、1798年、フランス革命期のパリが原点のようですが、
日本においては、何と言っても、日本万国博覧会(大阪万博)ですね。

「人類の進歩と調和」をテーマに77ヶ国と4つの国際機関が参加。
1970年大阪吹田市でアジア初の、そして東京オリンピックに次ぐ国家的なイベントでした。
総入場者数は、6400万人と万博史上最多。
まさに、経済大国となった日本の象徴的な意義を持つイベントでした。

その後、国際博は、
国際科学技術博覧会、通称「つくば博」1985年
国際花と緑の博覧会、通称「花の万博」1990年
そして、大阪万博以来2回目の総合的な国際博覧会、愛知万博が2005年に開催されました。

大阪万博以降、地方博覧会ブームが起こります。
その先駆けとなったのは、神戸で開催された「ポートピア81」でした。
その後も、インフラ整備の名の下に、様々な地方博が開催されて行きます。

フリー百科事典「ウィキペディア」参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/博覧会


平城遷都1300年祭が、来年、奈良で開催されます。

 

大きなイベントが開催されると、この業界もそわそわと・・・・人が動きます。

 

 

博覧会と私の関わりは、1970年の日本初の万国博覧会。

6400万人を集客した、千里丘陵で開催されたイベントです。

当時は小学校1年生です、がアメリカ館の「月の石」を見るために何時間も並んだ記憶があります。

 

その後も、この業界にお世話になりつつ、博覧会とは、縁がありました。

 

19年前の花と緑の博覧会・・・・は本当に思い出深いイベントのひとつです。

 

次回そのあたりの話を・・・・・

私の尊敬する大先輩の言葉です。

ある、銀行マン時代に、取引をしてもらうために、営業していた時に、
出会った本のタイトル、です。


その時、そのタイミングで、その先輩が、この本と出会わなければ・・・・




顧客第一主義・・・・・

その後、単なる営業ではなく、そのお客さんが喜んでもらえるには、どうすれば良いか?
を考え続けたと・・・

人は、"自分の都合で営業する"
相手のメリットを考える。


システム化・・・・

誰もが、いつでも、同じようにできること。





大先輩の含蓄のある言葉に、事業への真実が、隠されている気がします。