1990年国際花と緑の博覧会
32年前、この業界に入って4年ほど経っていた頃。
1990年4月から9月末まで6ヶ月間、大阪鶴見緑地で、「国際花と緑の博覧会」が開催されました。
何度か、ここでも書きましたが
私は、「大輪会水のファンタジアム」というパビリオンの催事ディレクターとして、現地に通っていました。
国際博覧会のパビリオンともなれば、事務局スタッフはもちろんのこと、表に立つコンパニオン、運営、技術、警備、清掃、物販など多岐にわたるスタッフとの連携・協力が不可欠です。
長丁場なので、実にさまざまなことが起こります。
当時、世界初のウォーターショーということで、ロボットの指揮者による、ウォーターオーケストラが素敵な音楽を奏でるショーがメインでした。口コミでそのショーの素敵さが広がったせいか、電力館と大輪会パビリオンが人気を二分するほどでした。
嬉しい反面、お客さんが殺到することになり、安全かつ満足度を失わないような運営が求められました。
私のミッションは、整理券を求める待ち客対策です。
整理券を得るためにできる行列のお客さんに「待っていること」を忘れさせるイベントの実施が求められました。
また、当時40社の連合体の大輪会グループでしたので、企業の日ということで、40社の企業のイベントを併せて企画し、実施するために、連日企業周りをしたものです。
その甲斐があり、大輪会は大盛況のうちに終了し、その後も同窓会を毎年開催するなど、今なおその当時のチームワークが残っています。
残念ながら、亡くなった方もいらっしゃいますが、このイベントを通じてイベント業界だけではなく、実に様々な企業の皆さんと作り上げたこと、今も誇りに思いますし、
私にとってのイベント業界人生でも一際心に残る催事の一つです。
2025年には大阪・関西万博が開催されます。
賛否はありますが、やはり楽しみです。
コロナ禍で、人が集まることを良しとしない風潮が蔓延しましたが、
改めて、イベントの必要性、イベントの持っているパワー、人を笑顔にする、人の心に突き刺さるものがることも実感したに違いありません。
私にとってものカウントダウンのイベント業界人生において、どんな万博になるのか、非常に楽しみです。
昨日は、当時一緒に働いていた先輩と懐かしい話に盛り上がりました。
共有できる日々を過ごした、先輩・後輩・同僚たちと、また一杯飲みたいものです。
Thank you for ALL.
*写真は、キャラクターてんまくんの氷像パフォーマンスの作品です。
真夏の日に、氷像職人さんにその場で製作してもらいました。たくさんのテレビなどの取材を思い出します。