閑話休題〜30年を振り返るにあたって〜
会社を立ち上げたのは本当に急なお誘いが全ての始まりだ。資金も人脈も、事務所もそれに伴う事務機器も、全てM社長が筋書きを書きそこに乗せられたと言っても過言ではないだろう。なんせ、1週間後に返事くれって、迷う暇もない「決断」を迫られたのだから。
30年の月日が経過しているので、記憶が曖昧なところがあり、なるべく当時のことを思い出しながらここに書いているが、多少の記憶違いはご容赦いただきたい。
しかしながら、人生には何度も曲がり角が現れると言うけれども、進学や就職など想定している曲がり角は準備や覚悟を含めてまだ心に問いかける余裕もあるけれども、時にそんな余裕もなく、「決断」すべき時が現れる。
「人生できるか、できないか」ではなく「やるか、やらないか」を信条に過ごしてきたので、やはりそこが人生の分水嶺だったと思う。
そう思うようになったのは、中学時代の出来事に遡る。またそのことはここに記したいと思うけれども、
「やめて後悔するよりやって反省する」常にその思いで進んできた気がする。
全ては30年前の「決断」から始まるのだが、その後の人生が「山あり、谷あり、谷底あり」のジェットコースターのような人生になるとは、思いもよらなかった。
幸い、まだ仕事を続けさせて頂いているので、ジェットコースター人生は終わってはいないけれども、30周年のいい機会なので、少し振り返ってみたいと思う。
この間に出会った人々、頂いた仕事、窮地に追い込まれた事ごと、本当に不思議な導きがあったような気がする。
現役の方々もいらっしゃるので、全てを事細かく詳らかにすることはできないけれども、現実は小説より奇なりとはよく言ったものだとつくづく思う今日この頃だ。