花博のレガシー

大阪・関西万博2025も閉幕まで1ヶ月を切り、連日、駆け込み来場者で大混雑だけれども、

何度もここで書いてますが、

1990年の国際花と緑の博覧会の時も、1ヶ月を切ったタイミングでは来場者が溢れかえっていた。当時はアナログな方法しかなかったので、待ち客対策で整理券を決まった時間に配布してなるべく待ち時間を減らす工夫をしたけれども、1ヶ月を切ったタイミングでは、我々のパビリオンは出展パビリオンの中でも1、2位を争う人気パビリオンだったので、整理券を求めるための大行列ができたことを思い出す。来場者の皆さんには誠に申し訳なかったですが、整理券受け取りの待ち時間ができてしまった。入館人数に限りがある限り、仕方のないことなんだけれども、この課題はあれから35年経った今でも解決できていない。

人気パビリオンは予約は取れないし、最近は会場に入場すらままならない状況が続いているようだ。

しかしながら、35年前の花博で働いていたメンバーが「万博友の会」を発足し、この大阪・関西万博で週に1回集まって旧交をあたためている。

まさしく「花博のレガシー」と言えるものではないだろうか。

それぞれの人生の軌跡の中で、このような出会いが続いていることに不思議さと嬉しさを感じざる得ない。