神無月
10月は神無月。
全国の神様が「出雲国」に集まって、留守にするからと言われています。
なんとも、ロマン溢れる話です。
神様の年1回のMTGらしい。
島根県出雲、毎年、仕事で訪れるその地は確かに何か「空気感」が違う気がします。
初めて、その地にいったのは、高校3年の大学受験。
共通一次試験が終わって、二次試験のためです。
島根大学、教育学部体育学科。実技試験を受けに行ったのを思い出します。
2次試験の割合が他の大学と比べて比較的高かったので、全国から受験生が集まって来ていました。
その瞬間、「皆同じこと考えるんやなぁ、これはあかんわ」と受ける前から、諦めてた気がします。
案の定、浪人生活が始まりましたが・・・・・
その際に、「もう島根には来ないだろう」ということで、出雲大社まで行きました。
あの大きく太い国内最大級のしめ縄を見るために。
あれから、35年近く経って、再びその地を仕事で訪れました。
若かりし頃の受験時代にフィードバックしました。
日頃忘れている潜在意識に潜んでいる「思い出」がすーっと現れる。
出雲大社から、西へ「神迎の道」を歩いていくと、海岸に行き着く。
そこはまさしく、神出ずる海のようだ。
目に焼き付いたその光景は、今も目を閉じるとはっきりと浮かんできます。
神がまさしく、舞い降りるような美しい海と空。
「神さん」は人々の心の中に、必ずいてる気がします。
コロナ禍の今こそ、それを信じていたいものです。