新しいイベント業態を模索して・・・

 
春の足音が聞こえてきそうな、小春日和・・・・
梅も花を咲かせています・・・・・・・
 
 
新型コロナで翻弄されて、1年以上。
全世界の人々が新型コロナウイルスと闘っていますが、今なお収束の目処はたっていません。
ワクチン接種がやっと、我が国でも始まっていますが、全世界に行き渡るまで、その闘いは終わったと言えない状況です。
 
日本においても、欧米の感染者数だけを比べると、その数は桁違いではありますが、見えない疫病への対策はまだ不十分ですし、未知との闘いは続いていると言えるでしょう。
本日で、4都県以外の緊急事態宣言が解除となりますが、予断は許されない状況です。
マスコミを通じてでしか、その実態が明らかにされないけれども、医療機関の逼迫度、経済停滞による企業の困惑、国民の生活・暮らしの窮屈さなど、新型コロナ禍における人々の困惑度は益々増すばかりではないでしょうか・・・
経済活動の停滞は飲食店以外にも大きな影を落としています。
 
イベント業界は、ライブハウスから始まり、演劇や、コンサートなど3密回避の標的になりやすく、クラスターが起こると真っ先に叩かれる業態ゆえ、その再開すらおぼつかに事態です。
実際は、静かに観劇すれば、大丈夫なんですがね、多分・・・・
演者さんだけではなく、イベントを支えるバックヤードのテクニカルスタッフ、メイクさん、衣装さん、その他イベント制作に関わる全ての方々に大きな負担がのしかかっています。
もちろん、様々な業界・業種が同様に、負担を強いられているのだけれども、イベント業界が補償の対象に取り上げられることこもなく、その影でひっそりと去っていくスタッフや演者さんがいるのも確かです。
食べることができない故、他の業種へ鞍替えせざるえない事実。
不要不急とは、一体何を持って不要不急なんだろうか・・・・
我々イベント業界は、不要なのか、・・・・自問自答を繰り返すばかりです。
 
そんな中、イベント自体も「できないのではなく、どうすればできるか」を考えています。
感染リスクを低くする施策を講じながら、できるだけ、本来の姿でのイベントを企画・構成していく工夫。演者側と観客側の視点を取り入れながらプロデュースする視点。イベントそのものを再構成するためのいい機会であることは確かです。
「今までの当たり前」を疑うことで、「新しい視点の気づき」があることは、とても新鮮であり、進化するために必要なことであるような気がします。
新型コロナがある意味克服された時には、様々な新しいイベント業態が生まれ普及するのではないかと期待します。
あらためて、2020年・2021年が人類が新たなフェーズへ向かった年になればと願うばかりです。
 
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