慢心することなかれ

神戸でのクリスマスラリーも先週末に無事に終了。

ありがたいことに、来年の開催日程も決まり、イベント屋としては嬉しい限りだ。

25年に及ぶレギュラーイベントだが、回を追うごとに緊張感が増すのはなぜだろうか。

3500人を超える観客のイベントを初めて仕切った時は勢いでやり切った気がするが、

年々、勢いだけではできないことに気づくのだ。

毎回同じイベントではあるけれども、天候も違う、来場者も違う、出演者も変わる。

イベント名称は同じでも内容は毎回違う。

そう、イベントは一期一会なのだ。

だからこそ、毎回緊張するし、慣れてはいけないのだ。失敗を恐れているのではなく、

慢心することに恐れるのだ。

40年以上、この業界でお世話になっているけれども、常に、真摯に取り組まねばいけないことを

歳を重ねれば重ねるほど感じるのは、イベントの怖さを知っているからなのかもしれない。

そして、その重積を担わなければならない立場でもある。

全ての仕事には安全安心が基本であり、その上で素敵な演出が加わり、観客のみんなに心に残るイベントとして刻まれていくのだろう。

毎年、その年を振り返るときに、トラブルやミステイクは多少あっても安全安心なイベントができたことに感謝したいと思うし、来年度もそうありたいと願うのみだ。

2024年度もそろそろ締めの時期に来ているが、今年は少し勝手が違う。

来年2025年に開催される大阪関西万博に絡ませていただいているせいでもあり、

この業界自体がフワフワしている気がするからだろうか。

仕事納めまで気が抜けない日々を過ごす。

しかしながら、この歳になっても現役でいられることに感謝しながら、

健康には気をつけて気張りたいと思う。