小石の裏には、仕事がある。
1987年4月、本当に小さなイベントの制作会社に就職。
学生時代にアルバイトしていた関係もあり、すーっと馴染めた気がします。
世はバブル全盛期です。
仕事を断るなんて、ある意味当たり前・・・人手不足の時代です。
私も、
大学卒業してすぐに、もう現場に張り付きでした。
アメリカはダラスから、ミュージカルを招聘し、2週間余の公演。某フランチャイズ会社のプロモーションイベントの一環でした。
私は、アメリカのステージスタッフのアシスタント役。
毎日、片言の英語でステージ進行をおこなっていました。
また、毎日一緒に飲んでいたことを思い出します。
そんなバブル全盛期時代のプロモーションイベントは本当に楽しかった気がします。ある意味成果をすぐに求めない風潮でもありました。
そんな時代に、当時の会社の社長の言葉が忘れられません。
「仕事は、小石をひっくり返したら、いくらでもあるんだよ・・・」
その頃は、その意味するところはわかりませんでした。
この言葉を思い出したのは、その頃から10年余経った頃、自分で会社を創業し、営業している時・・・・・
世はバブル弾けて、仕事の取り合いをしている頃、創業間も無い弊社に仕事を任せてくれるところも限られている中、私は、きっと「仕事を選んでいた」んだと思います。
「小石の裏には、仕事がある」とは、「仕事を選ぶな!」ということ、「仕事が選ぶんだ!」ということ・・・・
本当に、最近思います。
仕事を選ぶのではなく、仕事が選んでくれる、ということ。
天狗にならずに、いつも頭を垂れて、謙虚さを失うな!!!
今から30年前の言葉が今もなお私の心の中に生き生きとしています。