人生はいつまでもゴールの見えないマラソン

初めて、フルマラソンを走ったのは、1991年のホノルルマラソン。

独立する前の会社の社員旅行でハワイに行った時に、走った。

思えば、その時は、バブルが弾けていたが、実感としては薄かったのかもしれない。

ホノルルマラソンは、制限時間も緩いし、バスに強制収容されることもないので、

結構素人ランナーやビギナーランナーが多かった気がする。かく言う僕も初めてのフルマラソン。

そもそも、走ることは嫌いじゃなかったので、爽快な気分で走った記憶がある。

よく「人生はマラソンのようだ」と言われているが、マラソンは確実にゴールがあるので、

実際は、似て非なるものだ。当然、人生の時間も有限だけれども、「ゴール」はある意味誰にもわからない。

ゴールテープがあるわけでもなく、ただ、毎日を精一杯歩いたり、走ったり、立ち止まったりする。

様々な出来事や人々との暮らしの中で、喜怒哀楽を感じながら、生きている。

体力も精神も消耗しながら、自らを奮い立たせる。

「何をして、何のために、生きるのか・・・」

この歳になっても自問自答する日々が続いている。