万博考
55年も前のことなのに、思い出すとワクワクする。
1970年日本万国博覧会が大阪で開催された。
私は、小学1年生だった。
大阪市内に住んでいた私の狭い家に、親戚はもちろん知らない人たちが泊まりに来ていた。皆万博に行くためだ。理由はわからないけれどもホテルなども不足していたのか、料金が高かったのか、とにかくいろんな人たちがやってきて万博に向かっていた。
私も、親戚と共に、万博に連れて行ってもらったが、覚えているのは「月の石」を見るため待ち続けたことだろうか。別段感動することなく、「石」を眺めてた気がする。
しかしながら、世の中全体がウキウキワクワクしていた空気感は、今も思い出す。外国人を見たのも初めてだったし、私もハッピを着せられて外国人から写真をパチパチ撮られたものだ。
現代ほど、さまざまな技術が発達していない時代もあり、とにかく全てが新鮮だった。動く歩道、人間洗濯機、携帯電話などなど、今では常識になっている技術が生まれたのもあの万博だった。
そして、今もそこに佇んでいる「太陽の塔」は時代を超えて我々にメッセージを伝え続けている。
55年前の経験が、今の仕事につながっているとは思わないけれども、結果としてイベント屋の仕事で生活させていただいているのは、偶然とも言えない。
そして、あと10日ほどで、大阪・関西万博が開幕する、賛否両論あるけれども、やはり盛り上がって新たな思い出を子供達に残してもらいたいと、切に思う。
