ニューズ四半世紀
弊社ニューズが誕生して、25年が過ぎていた。
「あっという間」と言うのが本当のところです。
準備期間から言うと、1994年10月頃だったろうか、ある会社の社長から、
「もう一つ会社を作るけど、中野くんやれへんか?」と言う何気ないけれども
決断のいる言葉をいただいたところが出発点。
大学時代に学生企業をやっていた経験もあり、将来は独立する!とは思っていたけれども、現実は厳しく、独立資金もなく、悶々としていたことは確か。
そんな時に、天使の囁きか悪魔の囁きか、「会社設立のチャンス」を思わぬところから、いただいた。
結果、8年間のサラリーマン生活に終止符を打って、1995年2月から、経営者として出発。右も左も分からない、銀行とどのように付き合う、税理士さんの視点と事業者の視点の違い。社員の立場とその思い等、わからないことばかりでのスタートでした。
最初のターニングポイントは、一緒に会社を立ち上げた、元社長との決別です。
ニューズを立ち上げた時は、社長はその方。私は、専務取締役としての役職。
実質的には、私がニューズを動かしてはいましたが、結局4年目1999年に、その社長は、「ニューズ」を閉めると言うことに、・・・・
株を5%しか持っていない私に決定権はありません。
少なくとも、46%の株を買い取って、51%にしない限り代表権はありません。
1週間の猶予をもらいました。
義理の父、私が務めていた元会社の社長、友人であり仕事仲間のEさんに頭を下げてお金を借りました。皆さん2つ返事でした。そして、我が家の貯金をかき集めて、460万を1週間後に渡して株を買い取りました。
なんとか、ニューズを潰さずに済みました。残りの49%の株は毎月、20万円ずつ返済しながら、買取、100%私が株を持つことになります。
今となっては、「お金を集めることの大切さと、難しさ」をその社長は教えてくれた気がします。経営とは、いつどうなるかわかりません。
仕事は着金があって初めて終了すると言うこと、えてして本番が終わって終了と思いがちだけれども、そうではない。
その後、私も苦い思いを2008年にすることになりますが、その話は、後日。
そんな紆余曲折がありながら、1999年4月から、晴れて、代表取締役としてスタートすることになります。
酒、タバコ、ゴルフ、・・・・・・どれか一つやめよう
その時から、一日2箱吸っていたタバコをきっぱりやめました。
今思えば、最低限の私なりのケジメだったのでしょうか・・・・・