トロピカルビアガーデン
暦の上では、今日は、二十四節気の一つ、大暑です。
しかしながら、今年は、梅雨明けが長引いており、日照不足で、
農作物など、様々なところで影響が出ています。
しかし、夏といえば、ビアガーデンです。
昨今は、料理もビッフェ形式で味もそこそこ美味しいですし、様々な工夫がなされていて、会社帰りの人たちの楽しみの一つですね。
思えば、33年前になります、あるビアガーデンで「トロピカルビアガーデン・DJステーション」というイベントを期間限定でやっていました。
当時、ビアガーデンの呼び物の一つとして、お客様のリクエストに答えて「音楽」を流すイベントです。
まだ、「歌」を持ち運ぶことが普通じゃ無い時代です。
ビールジョッキを片手に、好きな曲をリクエストしていただき、女性のディスクジョッキーが話をしながら、レコードで
音楽を流します。
曲と曲の間には、「プロ野球速報」でタイガースの途中経過をお知らせしたり、
リクエスト曲のトピックスを話したり・・・・
ビアガーデンの「お食事券」が当たるクイズをしたりと、お客様に楽しんで頂くための「DJステーション」です。
私は、フロアーアシスタントディレクターとして働いていました。大学4年の頃です。就職をどうしようか、悩んでいた頃だったと記憶しています。
「カレーチケット」をもらって、社食でカレーを食べながら、ディレクターと打合せです。
進行台本に沿って、全体の流れを理解して、「このタイミングでプロ野球速報を、ただしタイガースが負けてる時は、すぐに次の曲、そしてクイズもあまり引っ張らんと、多めに当たりが出るような問題にしよう・・・・」など
酔っぱらい相手なので、ちょっとしたことでクレームになります。特に、タイガースが負けてる時は危ない・・・・
女性のディスクジョッキーは、アナウンススクールの卵、若手だった気がします。
あの頃は、20代前半で現場を任されていたくらい、仕事がありすぎた気がします。
思えば、バブル絶頂期です。世はビアガーデンも毎夜盛況なくらい浮かれていたのでしょう。
その後、ビールの泡も弾けるような暗い失われた20年を迎えようとは、誰が想像できたでしょう・・・・
一寸先は闇、今思えば、そんな時代の華やかなイベントだったと思い出されます。