「防災の日」
今日9月1日は「防災の日」
伊勢湾台風が襲来した翌年の1960年に閣議決定され、毎年、各地で防災訓練が行われる日でもあります。
ただ、昨今はこの時期に限らず、地震、豪雨、竜巻など、四季を通じて様々な自然災害が各地で起こっています。
防災はもとより、減災への取り組みを各自治体も取り組んでいます。
今や、災害時に助けてもらうことすら、難しい時代と言えます。都会における帰宅難民問題など、いかに、自ら対処していくか、日頃からの心構えが重要になっています。
今から8年前の2007年に、私も日本防災士機構から、「防災士」に認定されました。
一定の知識・技能を修得しました。実際に災害現場でのボランティア経験もありませんので、偉そうなことは言えませんが、「防災・減災」への意識が高まったことは確かです。
『自助・共助・協働』を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待されています。
昨年度は、「大規模津波・地震総合訓練」のイベントにも携わり、関係機関の連携の重要さと共に、地元住民間の連携は非常に重要になってきています。先ほども言いましたが、今や助けてもらえないような大規模な災害が起り得るということです。インフラが便利な分、それらが破壊された時の、不便さ、電気・ガスが止まった時の悪環境の出現。水洗便所が使えない、自動ドアが動かない、など。便利な社会と引き換えにそんなリスクを背負っていることも忘れてはなりません。“備えあれば憂いなし”、という言葉があります。しかし、今や憂いは無くなりません。いつ何時、何が起こるかわからない時代です。備えは当たり前、その先を考えるシュミレーションが大事です。
地震の際はどこに逃げるか、津波が襲う恐れがある場合はどこへ逃げるか、自宅にいる時、会社にいる時、外出先にいる時、「まさかのその時」を考えつつ、誰かが助けに来てくれるような災害ではないことを自覚して、「災害はいつでも起こり得ることを前提」に日頃から災害に対して意識して、様々な対策を自分なりに立てて欲しいものです。
「防災の日」は災害について考える日でもあり、また自然の脅威を改めて思う日でもあります。
人間万能主義はきっと必ず、自然界からしっぺ返しされます。自然破壊に対してもう一度目を向け考える日であると考えます。
人間の叡智が、自然との共存共栄に役立つことを、祈るばかりです。