「規制緩和」 

 最近、「ドローン」事件のことはあまり聞きません。

「ドローン」という名称がなんとなくネガティブな気がするのは私だけでしょうか・・・

もともとは、無人で飛行する航空機の総称は、UAVと言います。

そもそも無人航空機は冷戦初期に、軍事用に開発されたものです。
日本でのそれは農楽散布用で使われていたようです。
またその後災害時における被災状況の映像配信など、その用途は多岐にわたっています。

昨今問題になっていたのは、素人が簡単に飛ばせる、当然コストも下がってきている中での出来事です。
使い方によってはそれは有益にもなれば、とんでもない事故を起こすことも想定されます。

政府は2018年度を目処にドローンによる荷物配送を、また自動運転車の公道での実証実験を可能にし、2020年には東京五輪で活用できるように規制を緩和する方針です。

ドローンによる、荷物配送は医療機関が手薄な離島、山間部などで活用されるようです。
自動運転車は運転手の操作がほぼ不要になり、五輪時での選手村や会場間のシャトルバス、タクシーでの活用を考えているようです。

それぞれの活用を可能にするために、航空法、電波法、道路交通法などの規制を見直す方針ということです。

今までそれができなかったところには、様々な規制があったということです。
当然、素人ドローンみたいなことで事故が起こることも多々あることを思えば、それもさりありなん、です。

しかし、一度、規制が緩和されると、様々な企業が参入してくることも確かです。
すでにドローン配送ではアマゾンが活用を検討しているようです。ドローンを活用したビジネスチャンスは業界を問わず生まれてきそうです。

また自動運転車が当たり前になれば、高齢化社会における車のあり方も変わってきそうです。

便利になれば、それに付随して生活パターンも変わってきます。昔が良かったというのは、単なる郷愁とも言えますし、確実に人間生活が豊かに、便利になっていることは確かです。
水洗トイレがない時代、浄水器が無い時代、様々な意味で進化が人間社会にいい影響を与えていることは否め無いです。
しかし反面、その便利さ故に失ったものもあるのは確かです。
ともかく、便利になったり、今まで行けなかった山間部に医療が届く、人にとって良いことは進めていくべきです。

安全には十分留意していただいて、新たな問題が不幸をもたらさ無いことを祈るばかりです。

株式会社ニューズさんの写真