「行雲流水不再帰」
中学時代の恩師の卒業式での言葉、です。
日頃は冗談ばかり言っていた恩師が妙に真面目な顔つきで、黒板に書いてくれた言葉です。
今日から師走。師走は当て字で語源は諸説あるようですが、
師匠の僧がお経をあげるために、東西を馳せる月と解釈する
「師馳す(しはす)」が有力だそうです。
(出典:語源由来辞典)
とにかく、12月はアッという間に終わってしまう印象があるのも確かですね。
1年を振り返りつつ、忘年会に連日連夜参加し、クリスマスそして、大晦日がやってきて、新年を迎える。
今年はどんな年だったかなんて、振り返るにつれ、その歳月の早さに唖然としてしまうものです。
標題のごとく、
行く雲、流れる水は再び帰って来ない。
まさに、2015年は後1ヶ月で終了。
また新たな年になり、新たな出会い、新たな出来事に遭遇することでしょう。
この歳になってもなお、まだ勉強すべきこと多く、迷い戸惑いそしてそれでもなお、前を向いて歩くしかない。
この歳になると振り返ることが多くなりますが、
私は今後も「前のめり」に日々歩いていたいと思います。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
(方丈記 鴨長明)