「決断の法則」
10年以上前に出会った、マーケティングの師匠から教えていただいた、法則です。
何かを決断する時、
・前から「したかった」ことなのか?
・「その人」(自分を含む)を信用できるのか?
この2つとも笞ェ・盾ナあれば、迷わずGO、
ひとつでも、△もしくは笨厄ク盾ナあれば、STOP
非常にシンプルな法則ですが、実に深い意味を持っています。
この法則を教えてもらうまでは、「決断」をその時々の環境や、自分の気分、周囲の声など、様々なことに迷いつつ、また惑いつつ、決めていた気がします。
うまくいけば、「その決断」が正しかったように、
うまくいかなかった時は「その決断」が間違ったように、感じてた気がします。
この法則は「その決断」に対して物事が「うまくいかないこと」が大前提になっています。
必ず、「決断」した後に、いつか、それはすぐかもしれないし、1年後かもしれない、5年後かもしれない・・・・いつか試練がやってくることを前提にしています。
そして、その試練のタイミングに自分がどういう考え方(気持ちの持ちよう)で対処できるかの法則と言えます。
法則によれば、上記のひとつでも△、笨厄ク盾フ場合はそこに原因を探してしまいます。
本当は、「したくなかったんだ」「仕方なく、やらされた」
「あいつは調子者だから」「本当は、信用してなかった」など
そうなれば、決断したその時にまで戻ってしまうし、本当の試練の原因が見えなくなってしまいます。
二つとも笞ェ・盾フ場合は、試練のタイミングに、うまくいかない原因そのものを探します。その原因を解消することで、もう一段高みへ、先に行くことができます。
長い人生、山あり谷あり、谷底あり、そんな起伏に富んだ人生道であるならば、納得のいく道を歩きたいものです。
うまくいかないことを前提に、言い換えればピンチは必ずやってくる、その時にどんなふうに捉えるか、がとても重要な気がします。
世間が悪い、取引先が悪い、スタッフが悪い、環境が悪い、などなど、「悪い」原因を常に外に求めていると、本質が見えなくなります。
もう一度、「本当にやりたかったことなのか?」「その人(自分含めて)を信用できるのか?」を自問自答してみると、見えないことが見えてくるかもしれません。
そこが一番大切なことだと、考えます。