「春の足音」
今日は立春、暦の上では、もう春・・
ですが、実際はまだまだ寒い日々が続いています。
この時期になると、春のプロジェクトで有難い事に忙しくさせていただいています。
2月は弊社のスタート月でもありますので、気の引き締まる想いです。
1995年といえば、阪神大震災が起こって、まだ2週間しか経っていない時期に弊社はスタートしました、業界的に中止や延期のイベントも数多く、不安ばかりが募る毎日でした。その上、3月にはオウム真理教によるサリン事件が起こり、世の中自体が暗澹としていくような雰囲気に包まれた事を思い出します。
会社運営が何たるかも、手探り状態でしたし、この先、どこへ向かえばいいのだろう、そんな先の見えない将来を考えてばかりいた気がします。
とはいえ、サイは投げられたわけで、立ち止まっているわけにはいきません。
とにかく、愚直に自分のできる事、自分の持っているその時の能力を最大限活かすしか方法はありません。
幸い、この業界は、様々なスペシャリストの方々との共同作業です。
案件ごとに、プロジェクトチームを組み作り上げていく。
まず大切なことは、プロジェクトチームのキャスティングです。
アイデアを絞り出す為に、デザイナーやプランナーはもとより、音響照明などのテクニカルスタッフ、美術プランナー、映像ディレクターなどを誰にするか、プロデューサーの腕の見せ所です。
限られた時間と予算の中で、最大限の効果を上げるプロジェクトチームを組織します。
そのように考えると、本当に、私は人に恵まれていると思います。
その時々に必要な人たちと出会います。
あれから、22年、この2月から23期目が始まります。実に沢山の出会いが今の弊社を作り上げていることを感じます。
「企業は社会の公器である」と言ったのは、あの松下幸之助さんでしたでしょうか・・・
どこまで皆さんに役立っているかどうか、わかりませんが、必要とされるうちは、必死により鮮度の高いものを創造し続けたい、と考えます。
今いただいている仕事も、縁の賜物、しっかり素敵な仕事としてやり遂げたいと思います。
春の足音が、そこまで聞こえてきてるような気がします。
今までのように、逃げずに真っ直ぐ、王道を歩いていきたいと思います。
これからも、株式会社ニューズをよろしくお願い致します。