「技術大国・日本」

 TBSドラマ、下町ロケットが好調のようです。

かの、半沢直樹シリーズを書いた池井戸潤氏の直木賞受賞作品のテレビドラマです。

下町の中小企業の町工場が、大企業と戦う痛快なドラマです。
視聴者の皆さんは、その理不尽だけども負けない小さな町工場に喝采をおくっているいるのでしょう。

どの業界にも、発注者がいて、それに対して請負仕事をします。元請け、孫請け、そのまた孫請けのような業界もあります。
そのピラミッドにおける理不尽さを知っているからこそ、このドラマが痛快に思えるのかもしれません。
しかし、やはり大企業にはマンパワーであり、資金力であり、それなりの体力があることは確かなことです。

我々の業界も、大手広告代理店と口座のあるなしは、取引先への信用のバロメーターになっていることは確かです。

しかし、どんなに大きな企業も最初から大企業であったわけではなく、日々の業績の積み重ねが信用を生み、信頼へと変わりそしてそのノウハウが歴史となっていったということです。

運だけでは、大きくなれません。
技術力やノウハウがないと飛躍はできない。
長く続いているにはそれなりの理由があります。

会社を立ち上げることは、現在は思っているほど、難しいことではないです。但しそれを続けていくことはとても難しいと感じます。
社会情勢や、取引先そのもののこと、もっと言えば担当者が転勤になったりすると、今までのように仕事が受注できるかどうか・・・、

昨今のように、インターネットでなんでも調べることができる時代にどう差別化をしていくか、ナンバーワンよりもオンリーワンを目指すにはどうすればいいか。
時代の趨勢を見極めながら、その道の王道をゆくことが大切だと思います。
足元をみつめつつ、雨が降れば傘をさし、嵐が吹けば、じっと耐え、そんな外的環境に負けない体力と知力を常日頃から、備えることが一番の重要なノウハウかもしれません。

ホンダ創始者の本田宗一郎さん、小さなベンチャー企業のホンダを世界のホンダにした偉大なる経営者。

氏の三現主義、「現場で、現物を手にとって、現実を知る」

そして、

「成功は99%の失敗に支えられた1%」

「進歩とは反省の厳しさに正比例する」

まさしく王道。

今日は氏の生誕109年の日。
その精神は日本の中小企業社に綿々と受け継がれています。

株式会社ニューズさんの写真