「情報に選ばれる」
最近、スマホの普及により、ニュースなどもYAHOO NEWSや、LINE NEWSで情報を取ることが増えています。
昨今の若者の新聞離れは、まさしくそんな環境が原因と言っても過言ではありません。
そういう、我々も新聞を読む機会が減っているのも確かです。
なので、意識して日経新聞は毎日読んでいますが・・・
しかし、ネットニュースは自分が気になったニュースを選んで露出してくるので、徐々に興味のある関連のニュースばかりが目についてきます。
言うなればニュースに選ばれているわけです。
Amazonで購入した過去の履歴に基づいて、お薦め本が選ばれるようなものです。知らぬ間に自分自身の興味あるものや属性などのデータベースが蓄積され解析されているわけです。
昔は、紙ベースのアンケートを取って、それを分析しながらターゲットにプロモーションのアプローチをかけたものです。
最近は個人情報管理が重要になってますが、実は知らぬ間に、より詳細なデータベースが作られているというのが現実です。
Facebookに関しても年齢・属性である程度、ターゲットを絞れますし、投稿内容を解析すれば、何に興味があるのかはすぐにわかります。私の場合は、50歳代で、男性、いつもジョギングの投稿やグルメ投稿が多い、というだけで、ニュースフィードや右側の広告に、それにまつわるメーカーなどの広告が表示されます。
本当に便利になったものです。
とは言え、なんとなく、監視されているようで嫌なものです。
そして、ニュースも広告もですが、「情報に選ばれてる」と異なる情報、興味のない情報が目に付きません。情報が偏る事になっていきます。当然、興味にあることや好きなことには自然と目もいきますし、積極的に情報を取りにいきますが、あまり興味のないことには無頓著になります。
しかし、それではバランスがよくありません。
食事でも好きなものだけ食べていると栄養が偏るのと一緒です。
情報も同じです。様々な情報を取り入れてそれを比べたり、組み合わせたりしながら、正しい情報を見抜いていきます。
「情報に選ばれている」と、いつか自分の知らない世界から取り残されていくような気がします。
せめて、積極的に新聞や雑誌、書籍を公平にチェイスしていたいものです。