「夢を見た時代」
東京オリンピクまで後5年。
新国立競技場・エンブレム問題など、ネガティブな話題満載ですが、やはり成功に向けて、一致団結して、向かっていきたいものです。
思えば、今から51年前の1964年、アジアで初めて開催されたのが、東京オリンピックです。
戦争の焼け野原から19年、高度成長期の真っ只中、後の大阪万博へ至るこの時期はまさに日本が新たに生まれ変わり成長著しい時期です。
もちろん、私はオリンピックをライブで見たわけではありません、後のVTRを通して当時の高揚した空気感を感じるだけです。
商業主義になってからのオリンピックに関しては賛否両論ありますが、2020年東京オリンピックが決まっているならば、その成功を国民として後押ししたいものです。
新国立競技場の件もそうですが、確かに国家プロジェクトに併せて、様々なインフラ整備がなされる事も事実です。
そこに、利権が絡むからややこしいんですが・・・・
首都高速道路、新幹線の開業など、そしてもう一つ、モノレールが開業したのも、当時の東京オリンピック開催の1964年の今日9月17日です。
東京縲恤l松町、旅客用モノレールとしては、日本初でした。
このモノレール、実に様々な方式があるようです。
ここでは多すぎて触れませんが
モノレール(英語: Monorail)とは、1本の軌条により進路を誘導されて走る軌道系交通機関。語源は、「1つのもの」を示す接頭語「mono」とレール「rail」。ただし厳密には「1本のレール(走路)」ではないものもまざっており、「一般の二条式鉄道とは異なるものの総称」として機能している。
(出典:ウキィペディア)
今から51年前にこのモノレールに乗った人たちはきっと未来を感じながら乗車したんではないでしょうか・・・
新幹線もそうですが、蒸気機関車が煙を吐きながら、走っていた時代が確実に変わる象徴のひとつでもあったと思います。
この頃は、家電の3種の神器(洗濯機、冷蔵庫、テレビ)も各家庭に普及し、豊かな生活を実感している時代、まさしく所得倍増論が、オリンピックや万国博覧会、それに伴うインフラ整備によってもたらされたことは、疑う余地がありません。
さて、現代2015年、アベノミクスによってどれだけ、その豊かさを実感できているのでしょうか・・・
勝ち組み、負け組みというような枠組みに晒され、経済的な豊かさがすべてのような風潮。
モノレールに豊かな時代を夢見たあの頃、ワクワク・ドキドキを感じ、未来に期待してた昭和時代、
そして今、果たしてリニアモーターカーに夢を感じるでしょうか・・・
オリンピックに向けて、せめてワクワク・ドキドキ、未来への期待を感じたいものです。