「作品としてのイベント」
この業界でお世話になり、34年余が過ぎた。
その間、何種類もの、また何百というイベントをやらせていただいた。
大きなイベントで言えば、1990年の国際花と緑の博覧会などは、半年パビリオンに缶詰になったイベントであり、その他、表彰式・周年事業などのアワードイベントも数知れず、展示会やキャンペーン、新製品発表会など、本当に、34年間、走り抜けた気がします。
また最近は、年齢とともに、受けるイベントの内容、推進すべき業務も変化してきます。
ありがたいことに、責任ある仕事を任されています。
プレッシャー、ストレスは計り知れませんが、34年の自分自身が経験した様々なイベントが支えになっています。
ただ、少し寂しいのは、それだけやった仕事がなかなか形として残らない、写真や映像としては、残っているのですが、
変な話、自分の子供達に、「父親としての仕事」を伝え切れないもどかしさは常にあります。
特に裏方としての業務ですから、なかなか理解してもらえないことも、しばしばです。
先日、毎年お手伝いさせていただいている近畿大学の入学式が無事終わりました。マスコミにも取り上げられる注目の入学式です。
音楽プロデューサーのつんく♂さんのプロデュースで創り上げる一大イベントのです。
今年で4年目です。毎年、半年間かけて、様々な方々とブレストしながら、作り上げていきます。本当に、一つ一つのプログラムを検証し、より良いものを!より斬新なものを!より感動的なものを!
常に、MOREを求めて会議を重ねています。
創り手妙味に尽きます。
そして、入念なリハーサルを重ねて、仕上げていきます。その間、実に多くの、また多岐にわたるスタッフが力を合わせていきます。誰も息の抜けない瞬間瞬間です。
幸い、毎回ドキュメント映像で残していただけるので、我々も振り返ることができます。
全てのスタッフが創り上げた作品としてのイベントです。
7、500人の新入生のために、在学生も一緒になって、この作品を作り上げていきます。
本当に、このような作品作りの一員として、携われることは、光栄であり、誇りです。
益々、素敵なイベント作りを目指したいものです。
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