「スタバとコメダ」
先月末に、コメダホールディングスが東京証券取引所に上場しました。コメダは言わずと知れた、名古屋発祥の喫茶店です。
私の自宅の和歌山にも出店し大いに賑わっています。
昨今は、スタバに代表されるような、テイクアウト型・またセルフサービス型の喫茶店が多い中、純喫茶的な、定義はないけれども、ウエイトレスさんやウエイターさんが、水を運んできて注文を取るという昔ながらの喫茶店が再び注目されているようです。
コメダの上場もその流れのようです。
先日テレビのニュースで、それは、団塊の世代と呼ばれるリタイアシニア層が長時間滞在する純喫茶に足を運んでいるからだという興味ある解説をしていました。
日本型喫茶店が復活している理由に、その世代が働き盛りの頃、喫茶店は心身ともに、ゆったりと寛げる場所であったことは確かです。
本格的なコーヒーの香りを楽しみながら、音楽を聞くのも良し、文庫本を読むのも良し、昭和のいい時代の香りがそこにはあるのかもしれません。
カウンターに並んで、セルフでコーヒーを運ぶ、そのスタイルには馴染まないゆったりとした空間。
思い出とともに、リタイアシニアの皆さんがそこに足を運ぶのもなんとなく、わからなくはありません。
時代とともに、様々なライフスタイルが変化しています。
その流行の先端を創るのは何も、若者だけとは限りません。
温故知新、良いものがまた進化して蘇ってくるものかもしれません。
時代とともに、様々なことやモノが進化していますが、
それはもしかして、昔見た風景の中にあるのかもしれません。